アメリカの映画である。
ジュラシック・ワールド事件から3年後の、2018年。
コスタリカ沖にあるイスラ・ヌブラル島は、今は、恐竜だけが住む島になっている。
島にある火山が活動を始め、噴火の兆候が見られた。
噴火すれば、復活させた恐竜は全滅してしまう。
意見は分かれたが、アメリカは政府として保護しない、と決定した。
嵐の夜、潜水艇に乗った男達が、「インドミナス・レックス」 の骨を回収した。
インドミナス・レックスは、前作で事故の原因となった凶暴な改造種だ。
ジュラシック・ワールドの元経営者クレアは、現在は恐竜保護団体をしている。
彼女は、恐竜保護のため、ロックウッド財団から資金援助を取り付けた。
彼女はベンジャミン・ロックウッドの豪邸に赴き、財団を運営しているイーライ・ミルズから、救い出せるのは11種と告げられた。
その中には、ヴェロキラプトルの「ブルー」 も含まれている。
ブルーは、クレアの元恋人オーウェンが飼い慣らした、頭のいい恐竜だ。
クレアは、気まずいながらもオーウェンを誘い、獣医のジア、エンジニアのフランクリンを伴い、島に向かった。
島では、傭兵隊長ウィートリーの指揮の下、捕獲活動が始められていた。
クレア達は、ウィートリーのトラックでパーク内に入る。
フランクリンが、パークのシステムを起動し、オーウェン達はブルーを探しに出掛けた。
ブルーは、すぐに見付かったが、いきなりウィートリーが麻酔銃を撃つ。
抗議するオーウェンにも、ウィートリーは麻酔を撃ち込んだ。
彼らはブルーを回収し、オーウェンは噴火が始まる中、取り残された。
クレアとフランクリンのいるシステム室も、噴火に伴う地震で亀裂が出来る。
そこに、肉食恐竜が侵入し、さらに、天上の亀裂から溶岩が流れ込んできた。
「ジュラシック・パーク」 シリーズ、第5作である。
CGのクオリティが、ますます向上して、現実そのものだ。
最近の研究では、恐竜は羽毛に覆われていたということが定説になりつつある。
しかし、この作品の恐竜は、以前のままだ。
この方が、迫力があるからだろう。
それはともかくとして、ハラハラドキドキ。
娯楽作品の王道を行く作品だ。