CIAの極秘捜査官が、核のテロを阻止する話だ。
相変わらず、セガールには一発も弾が当たらない。
この正義の味方は、圧倒的に強いのである。
だから、日本ではあまり人気が出ない。
ウルトラマンでも、最初は怪獣に痛めつけられる。
カラータイマーが点滅して、ギリギリのところでスペシウム光線を出す。
日本人は、起死回生が好きなのである。
チャールズ・ブロンソン主演の映画である。
殺し屋が恋人とのバカンスを楽しんでいる時に狙撃される。
自分は逮捕され、恋人は連れ去られる。
釈放された殺し屋は、恋人を探し、自分を撃った奴を殺すために行動を開始する。
話は意外な方へ展開していくので、最後まで目が離せない。
緻密なプロットで物語が展開していく。
「後セツ」も「偶然」もないシナリオは、近頃の邦画が忘れているものである。
それにしても、この頃のブロンソンは、格好良かったね。
ラッセル・クロウ主演というだけで、思わず観てしまった映画である。
話は、19世紀初頭、ナポレオン戦争におけるイギリス艦とフランス私掠船の戦いから始まる。
イギリスフリゲート艦の艦長は、フランス私掠船を拿捕する命を受けた。
イギリス艦は、最初の戦いで圧倒的な戦闘力のフランス艦に、大きなダメージを受けた。
逃げていく敵を追撃しようとする艦長と、帰りたい乗組員達との間に、軋轢が生じる。
しかし、それを乗り越えて、決戦に向かう艦長。
この作品は、映像が素晴らしい。
まさに、本物を感じさせる。
物語の何もかもが必然であり、一切、手抜きがない。
日本の映画が、遠く及ばないのは、この点であろう。
映画制作を目指す若者には、必見の作品である。
「ピーター・パン」の作者ジェームス・バリーが、ピーター・パンの原型となる戯曲を生み出す過程を、実話に基づいて描いている。
主人公を演じるジョニー・デップの優しさがにじみ出ている作品だ。
物語は、バリーが新作に失敗して、新聞で酷評されるところから始まる。
翌日彼は、犬を連れて気晴らしに出掛けた公園で、後に「ピーター・パン」のモデルになる少年ピーターと出会う。
ピーターの兄弟たちとの遊びを通して、新しい作品の発想が練られていく。
そして、上演は大成功した。
しかし、この映画のラストは暖かいが、実に切ない。
切ないから、心に残るのだ。
さらに、舞台がロンドンなので、使われている「英語」が美しい。
日本の学校でもイギリス英語を教えるべきだ、というのは余計か。
近未来、荒廃したアメリカで独裁国家が成立していた。
平民達の不平を鎮めるため、年に一回、各地区の代表者によるサバイバルゲームが開かれる。
ゲーム参加者は、12歳から18歳までの少年少女であり、実際に殺しあうのだ。
子供同士で殺しあうのは、あまり気持ちの良いものではないし、感情移入も出来なかった。
「24」のキーファー・サザーランドの父親、ドナルド・サザーランドが大統領役で出ている。
だからという訳でもないだろうが、第4話まで続編が制作されている。