ルチオ・フルチ監督、イタリアの西部劇である。
とある街にやって来た賭博師スタビーは、早速、保安官に捕まって牢に入れられた。
そこには、娼婦のバニー、墓堀マニアのバッド、飲んだくれのクレムが入れられていた。
その夜、町中で銃撃戦があり、大勢が殺された。
住民が覆面を被って、私刑を実行していたのだ。
牢にいた四人は、殺す価値も無いということで、馬車を与えられて追放された。
別の街に向かう四人の前に、チャコと名乗るハンターが現われ、仲間に入った。
銃を持っていたのはチャコだけであり、四人に逆らう術はなかった。
夜になると、チャコはインディアンが使う「麻薬」 を、皆に配った。
それを咬みながら酒を飲むと、トリップするというものだ。
チャコはクレムを使って、意識が朦朧としている他の三人を縛り上げた。
夜が明けた。
ホラー映画の監督なので、最初の銃撃シーンでは、血しぶきが生々しい。
他にも、ホラーな要素が、色々と出てくる。
賭博師スタビーが主人公なのだが、ヒーローではない。
もう少しカッコ良く描いても、良かったのではないか。