「私をスキーに連れてって」の第二弾である。
朝鮮戦争の最中、大量の宝石を積み平壌を飛び立った飛行機DCー3が、相模湾に墜落した。
それから、およそ30年。
アパレルメーカーに勤める新人OL真理子は、同僚の恭世に連れられて山口が主催するクルーザーのパーティーに出かけた。
二人は、潜っている間にみんなとはぐれてしまう。
その時、海底に沈んでいる飛行機を見つけた。
そして浮上したところを、たまたま通りかかったヨット「ツバメ号」に救われた。
その夜、真理子と恭世はクラブ・ヒッチに出掛け、ツバメ号の青年吉岡に再会する。
そこの壁に貼られていた写真が、彼女が見つけたのと同じ飛行機だった。
ヨットの持ち主大塚は、飛行機に積まれていた宝石を探していた。
クルーザーの持ち主山口も同じで、二人はライバルだったのだ。
ここに、中国マフィアが絡んできて、派手な展開になっていく。
駄作である。
バブル全盛の頃の青春映画にしておけば、良い作品になったのかも知れない。
マフィアが出てきて、銃をぶっ放したり、大塚を病院送りにしたりするのだが、中途半端で、スリルも迫力もない。
現実離れしすぎている。
リアリティーが、全く無い。
軽いのだ。
見所といえば、原田知世と伊藤かずえの水着姿くらいだが、二人ともビキニではない。
それでも駄作は勉強になるから、観て損はない。