主人公キャメロンは、元レンジャーの隊員だ。
退官式の夜、酔っぱらいに絡まれ、妻を守るために一人を殺してしまう。
八年服役し、仮釈放になったので、囚人輸送機「コン・エアー」でアラバマ空港まで移送されることになった。
これに乗っていたのが、知能犯サイラスだ。
かれは、同乗している麻薬密売人の息子シンディーノを父親に引き渡して礼をもらうために、ハイジャックした。
キャメロンは、途中のカーソンで降りることが出来たが、持ち前の正義感ゆえ、降りることなく仲間を守ろうとする。
機内には、囮捜査官シムズ。
地上では、保安官ラーキンが異変に気付いていた。
シナリオは単純だ。
悪い奴は、殺されて終わる。
勝った側は、何事もなくハッピーに。
人の命を何とも思っていない、とまでは言わないが、邦画に比べると人命は軽い。
だからアメリカの映画は、あっさりした感じがするのだ。
映画は娯楽だから、これが良いのである。