F1レーサーのニキ・ラウダを描いた作品である。
本物のニキ・ラウダにそっくりな俳優で、見ている内に引き込まれた。
寡黙で努力家のニキ・ラウダ。
彼のライバルで、天才型のジェームズ・ハントの対比が面白い。
常に冷静沈着で、データを収集し、完璧を期するニキ・ラウダ。
酒を飲み、私生活がハチャメチャなジェームズ・ハント。
天才であっても、レース前には吐いてしまうほどプレッシャーを感じている。
この映画は、死ぬほどの事故から奇跡的に回復し、チャンピオンになるニキ・ラウダの、不屈の人生を描いている。
最後の、ニキがジェームズに贈る言葉が、粋である。