captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

メメント

アメリカの映画である。

 

妻が強姦された上、殺された。

 

現場にいた主人公は、犯人に重症を負わされて、記憶障害になる。

 

事件以後は、10分間しか記憶が残らないのだ。

 

彼は、仲間の助けを受けて復讐を果たすべく、犯人を追い詰める。

 

メモ、ポラロイド写真、そして入れ墨までも利用し、復讐を果たす。

 

ところが彼は、仲間に記憶障害を利用されていたのだった。

 

ややこしい話である。

 

そして、最後まで気が抜けない。

 

緻密な脚本は、納得させるものがある。

沈黙の執行人

スティーブン・セガール主演の映画である。

 

アメリカ軍特殊部隊を引退して、ロシアで便利屋をしていた主人公が、暗殺計画で取り逃がした敵と対決する。

 

ロシアンマフィアが絡んでくるが、今回の標的は、中国の武器商人だ。

 

彼の作品は、いつも同じである。

 

銃を撃つ。

 

撃つのを止めて殴り合う。

 

刃物で戦う。

 

セガールの使う刃物は、日本刀だ。

 

そして、圧倒的に強い。

 

彼には、ピンチがない。

 

ウルトラマン仮面ライダーにでも、危機一髪のシーンがあるのになあ。

ゴースト / ニューヨークの幻

アメリカの映画である。

 

恋人の目の前で殺された男性が、幽霊になる。

 

しかし、恋人には見えないし、聞こえない。

 

ある日、彼は自分の声が聞こえる霊媒師に出会う。

 

この作品は、単にラブロマンスというだけではない。

 

麻薬犯罪と殺人を絡めて、シリアスさを出している。

 

か弱い女性が危険にさらされ、ハラハラドキドキの連続で、引き込まれる。

 

スリルとサスペンス、そして切ない映画である。

スローターハウス5

アメリカのSF映画である。

 

主人公ビリーは、自分の意志に関係なく時間旅行をしてしまう。

 

過去へいったり、未来へ行ったり。

 

ただし、主たる意識が過去の自分、未来の自分にジャンプするだけで、その時の自分の年齢になっている。

 

これは、映画で見ると、その人の人生を切り取ってランダムに並べただけの作品になってしまっている。

 

意味が分からない。

 

全くの、駄作である。

 

これは、同名の小説の方が遥かに面白い。

 

カート・ヴォネガットの小説の中でも、ベスト3に入る面白さだ。

ボディ・スナッチャー 恐怖の街

アメリカの古いSF映画である。

 

主人公は精神科医

 

自分の住んでいる街に久しぶりに帰ったところ、住民達に対し、何となく違和感を感じる。

 

皆、感情が乏しいのだ。

 

住民は、宇宙からの侵略者によって「複製」されたものに入れ替わっていたのだ。

 

彼は、やがてそれに気付くが、避けようがない。

 

自分の複製も既に作られていて、自分が眠ったら入れ替わってしまうのである。

 

彼は、恋人を連れ、街を逃げだそうとするが。

 

この映画は、宇宙人が出てきて人間を殺したり、家を破壊したりという過激なシーンは無い。

 

宇宙人そのものは、姿を見せないから、返って不気味である。

すべての美しい馬

マット・デイモン主演の映画である。

 

祖父の牧場を引き継ぐことを夢見ていた青年が、それが叶わず、友人と共にメキシコに旅立つ。

 

そこで、牧場を持つことを夢見て。

 

しかし、現実は厳しい。

 

アメリカとは、文化も、考え方も違うのだ。

 

純真で真っ直ぐな青年は、牧場主の娘に恋をするが、それがきっかけで、友人と二人、刑務所に入るハメになった。

 

二人は、死へと追い込まれていく。

 

この映画は、マット・デイモンが素晴しい。

 

理不尽さに耐え、試練を超えていく。

 

古き、良きカウボーイの時代では、もはや無いのだと切なくなる作品である。

デンジャラス・デイズ / メイキング・オブ・ブレードランナー

ブレードランナー」完成後、四半世紀を経て作られた。

 

主演のハリソン・フォードをはじめ、監督、脚本家、等をはじめとするスタッフの証言を集めたものである。

 

この映画に投資した人のインタビューもあり、興味深い。

 

ブレードランナー」は、最後のアナログSFと言われる名作である。

 

撮影は、遅れに遅れ、予算もオーバーし、監督が一旦首になった。

 

というような裏話が聞ける。

 

証言ばかりで、興味のない分野のことは、退屈ではある。

 

英語のリスニングトレーニングにはなる。

 

先日、テレビで「ブレードランナー」の後に放送されていたものを、録画して観たのだった。