ピーター・セラーズ主演、アメリカの映画である。
住み込みで働いている庭師のチャンスは、知的障害があり、仕事以外ではテレビばかり見て過ごしていた。
ある日、彼はメイドのルイーズから、主人が亡くなったことを知らされた。
彼は、死の意味が理解できなかった。
いつも通り朝食をとり、主人の部屋に挨拶に行き、その後、庭に出て手入れを始めた。
やがて使用人が解雇された。
ルイーズはチャンスに、年上の女性と結婚するようアドバイスをして出て行った。
物心ついてからずっと屋敷内で過ごしてきたチャンスは、外に出たことがなかった。
弁護士に立ち退きを急き立てられた彼は、主人からもらったスーツを着て、キャリーバッグに荷物を詰め込み、生まれて初めて外に出た。
街に出て、人に話しかけても、誰も相手にしてくれない。
彼は、ショーウインドウで見つけたテレビに夢中になっていて、路上駐車の車に挟まれてしまった。
高級車から降りてきた美しい女性イヴ・ランドは、うちに来て足の治療をするよう勧めた。
名前を聞かれた彼は、「チャンス ガーデナー ( 庭師のチャンス ) 」と答えた。
イヴは、「チャンシー・ガードナー」だという名前だと勘違いした。
この作品は、哀しみを含んだコメディである。
単なるお笑いではなく、心に残る秀作だ。