リノ・ヴァンチェラ主演、フランス、イタリア合作の映画である。
大晦日の刑務所で映画「男と女」の鑑賞会が開かれた。
囚人のシモンは、男女が再会するシーンを食い入るように見つめていた。
新年の恩赦で、シモンは釈放された。
彼は、回り道をしながら、かつての恋人フランソワーズの家に向かった。
その家には、見知らぬ男が出入りしていた。
彼女の新しい恋人だ。
寂しさに打ちひしがれながら、シモンは昔馴染みの酒場に入った。
彼は、6年前を思い出した。
回想シーン。
シモンは相棒のシャルルと共に、宝石店強盗を企んでいた。
大富豪に扮した彼は、下見のため宝石店「ヴァン・クリフ」に出かけ、店長と話をした。
彼は、宝石店の隣にある骨董屋の美しい女主人フランソワーズに一目惚れした。
彼は、彼女の気を引くための小細工を始めた。
この作品は、現在がモロクロで過去の回想がカラーである。
冒頭に流れる映画「男と女」は、この作品と同じ監督クロード・ルルーシュのものだ。
彼は、脚本も手がけているから、このような粋なことをするのだろう。
さらに、男女の会話が楽しい。