ハンフリー・ボガード主演、アメリカの映画である。
1941年12月。
フランス領モロッコのカサブランカは、アメリカに亡命したい人の中継地になっていた。
アメリカ人のリック・ブレインは、この町で酒場「カフェ・アメリカ」を経営している。
カフェ・アメリカは、亡命者たちの溜まり場になっていた。
ある日、ドイツ人を殺してパスポートを奪ったウガルテという男が、逃げ込んできた。
彼はリックにパスポートの保管を頼み、リックは引き受けた。
ドイツ軍のシュトラッサー少佐がウガルテを追ってきていた。
警察署長のルノーが、少佐の依頼を受けて、ウガルテを逮捕した。
しばらくして、男女の二人連れが亡命を希望して店を訪れた。
女性の方は、かつてリックの恋人だったイルザ・ラントだった。
彼女は、ドイツがパリに侵攻する直前に、突然、彼の元を去ったのだった。
連れの男は、彼女の夫でヴィクトル・ラズロといい、チェコ・スロバキアのレジスタンス指導者だ。
二人はウガルテが用意したパスポートを、当てにしていたのだった。
この時は、その話はなかった。
リックと親しいルノー署長は、二人に協力しないようリックに忠告した。
この作品は、第二次世界大戦中に制作されたもので、政治的なプロパガンダの要素がある。
それでも名作として語り継がれているのは、ハンフリー・ボガードとイルザを演じているインクリッド・バーグマンの魅力によるものだろう。
モノクロ作品であることも、郷愁を誘う。