日本の映画である。
大東亜戦争。
ミッドウェー海戦に勝利した米軍は、北上を続け、日本本土に迫ってきた。
昭和19年7月、サイパン島が陥落した。
沖縄に、陸軍第九師団、第二十四師団、第六十二師団、総勢20万の兵士が送り込まれた。
そして、住民も動員して、飛行場建設を急ピッチで進めていた。
沖縄を守る第三十二軍に、渡辺正夫中将に代わり、牛島満中将が司令官として派遣された。
陸軍士官学校の校長だった牛島中将は、温厚な性格で知られていて、大本営から大きな期待をされていた。
飛行場を建設しても、飛ばす飛行機は乏しかった。
合理主義の参謀長、八原大佐は、航空戦力が圧倒的に勝る米軍に対抗するには、洞窟陣地で戦うしかないと進言した。
牛島は、それを採用し、陣地建設に注力した。
10月10日。
米軍機による空襲があり、那覇の市内が灰になった。
大本営は、精鋭部隊である第九師団を台湾に移動させた。
泉守紀知事は、本土に出張したきり、戻ってこなかった。
代わりに、島田叡が派遣されてきた。
民間人の疎開が始まった。
さらに防衛招集によって、17歳から45歳までの男子、約2万人が陸軍二等兵として採用された。
女生徒は特志看護婦に、師範学校の男子は卒業と同時に召集令状を受け、勤皇隊となった。
昭和24年4月1日、米軍が沖縄本島に殺到した。
この作品は、史実に基づいて制作された。
名優たちの迫真の演技がいい。
ただ、戦争の悲惨さは伝わってくるが、それだけで終わっているのが残念だ。