デニス・クエイド主演、アメリカの映画である。
1930年代前半。
ニューヨークの映画館で働くジャック・マクギャンは、労働条件改善の運動をしていた。
彼はビラを撒いて庶民の共感を得るつもりだったが、仲間が映画館に火をつけて、大騒ぎになってしまった。
教養があるジャックは経営者サイドから危険視され、解雇された。
その後彼は、シカゴの兄夫婦を訪ねた後、西海岸へ向かった。
ロサンゼルス。
和歌山県出身のカワムラヒロシは、映画館を経営していた。
結婚し、子宝にも恵まれていたが、日本人は映画館などの店を所有することができないので、彼には多額の借金があった。
同じ日本からの移民男性から、借金を肩代わりする代わりに娘のリリーを嫁にもらいたいとの申し出があった。
相手は、妻を亡くしてから長く一人でいた高齢者だ。
リリーは、絶対に嫌とだと言い張った。
ロサンゼルスにやってきたジャックは、映画館の映写技師の仕事に就いた。
ある日ジャックは、先輩チャーリーと昼食に出かけた。
その時、彼はリリーと出会い、恋に落ちた。
チャーリーはリリーの兄であり、映画館はヒロシが経営しているところだった。
ヒロシは、二人の交際に反対した。
カリフォルニアの法律では、二人は結婚できない。
駆け落ちした二人は、シアトルに飛んで結婚した。
この作品は、第二次世界大戦中に強制収容された日系人とアメリカ人の愛の物語である。
互いに思いやるシーンは美しい。
ただ、アメリカ人がイメージするプロトタイプの日本人を描いていて、滑稽だ。
日本人の私にしてみれば、それが作品を軽いものにしてしまっている。