スペイン、フランス合作の映画である。
1957年の秋、エストレーリャが15歳の時、父アグスティンは自ら命を絶った。
朝、彼女は枕元に小さな箱を見つけた。
箱の中には、父が使っていたペンデュラムが入っていた。
彼女は昔を思い出した。
彼女が幼い頃、父の都合で一家は引っ越しを繰り返していた。
8歳の頃、北部の城壁に囲まれた街に引っ越してきた。
それは郊外の一軒家で、「かもめの家」と呼ばれていた。
父はバイクで出かける。
父が大好きなエストレーリャは、バイクの後ろに乗せてもらうのが楽しかった。
父には特殊な能力があり、ダウジングで水脈を見つけることができた。
エストレーリャは、父にやり方を教えもらい、父を手伝った。
父は南の出身だが、祖父と喧嘩をして家を出て、二度と戻ることはなかった。
母から南の話を聞いたエストーリャは、南 ( エル・スール ) に興味を持った。
この作品は、スペイン内戦後の親子を描いたものである。
父は内戦後に監獄に入れられ、母は教師の職を追われてしまった。
その後、北部で平穏な日々を過ごしていたのだが、父はかつての恋人を思い出していた。
物語は静かに進行し、山も谷も無い。
娯楽ではなく芸術作品だ。