中山美穂主演、日本の映画である。
神戸に住む渡辺博子は、2年前に恋人である藤井樹を山岳事故で亡くした。
彼の三回忌に参列するため、彼女は小樽に来た。
法要の後、藤井の母が彼の中学卒業アルバムを見せてくれた。
そこに彼が以前住んでいた住所が書かれていて彼女はメモを取ったが、そこは現在、国道になっているという。
神戸に戻った博子は、藤井がかつて住んでいた住所に「拝啓、藤井樹様、お元気ですか。私は元気です。渡辺博子」と書いた手紙を出した。
その手紙は、小樽の図書館員で同姓同名の女性、藤井樹に届いた。
樹は不思議に思いながらも、「拝啓、渡辺博子様。私は元気です。でもちょっと風邪気味です。」と返事を出した。
それを受け取った博子は、返事に風邪薬を同封して送った。
樹は、送られてきた風邪薬を飲んだ。
二人の奇妙な文通は続いた。
ある日、博子は友人の秋葉茂に、文通の話をした。
茂は博子に思いを寄せていて、樹に嫉妬した。
そして、相手が本当に藤井樹なのかを確かめるために、証拠を見せてほしいと手紙を書いた。
この作品は、偶然が引き起こした奇跡の物語である。
北海道の美しい風景、恋人を亡くした切ない気持ち、そんな経験がなくても自分と重ね合わせてしまう。
秀作だ。