勝新太郎主演、日本の映画である。
ヤクザ相手の喧嘩で刃物を使った清次は、自ら朝吉と縁を切って、姿をくらませた。
それから一年後。
八尾の朝吉は、山陰へ向かう列車に乗り旅をしていた。
朝吉は列車の中で、渡り中居のお澄に幼馴染と間違えられたことが切っ掛けで、お澄が勤める旅館に泊まることになった。
朝吉が風呂に行くと、ヤクザ者のような口をきく女子高生が、イチャモンをつけてきた。
朝吉には、何のことか分からない。
晩飯の後、彼は女子高生が話していた離れに出向いた。
そこに、先ほどすれ違った蔦江という女性がいた。
アメリカにいる蔦江の伯母が、近く帰国する。
蔦江は、いずれその伯母から三億円を相続することになっていた。
蔦江は、二代目シルクハットに手篭めにされて、囲われていた。
それを、沖縄の源八が連れ出して、この旅館の離れに軟禁していた。
そして、源八の娘・環が見張りとしてついていたのだった。
翌朝、源八が子分を連れてやってきた。
事情を聞いた朝吉は、蔦江を逃してやることにした。
この作品は、「悪名」シリーズ第13作目である。
この作品で、初めて朝吉と清次は殺人を犯す。
これまでの作品のようなコミカルなシーンは殆ど無く、とてもシリアスな展開だ。