市川雷蔵主演、日本の時代劇映画である。
とある信州の小藩の江戸屋敷。
水呑百姓のキンは、気が狂った奥方の面倒を最後まで見ていた。
死に際に正気に戻った奥方の遺言により、キンは中臈に取り立てられ、奥方の飼い犬の世話も仰せつかった。
3年後、男子禁制の奥向きにいたにもかかわらず、キンは男児を出産した。
屋敷の者たちは、キンが犬と交わってできた子だと噂した。
犬がブチだったので、その子は「斑平 ( はんぺい ) 」と名付けられ、信濃の国元に送られた。
ある下級武士の養子になった斑平は、世間から「犬っこ」と蔑まされながらも、すくすく育った。
二十数年後。
育ての親が亡くなった。
親は亡くなる間際に、芸を身につけろと斑平に言い遺した。
それで彼は、花づくりに精を出した。
彼の花が城下に知れ渡り、登城を許された。
彼は、場内に花を育てるよう命じられた。
斑平が山に土を取りに行った帰り、一人、居合抜きの稽古をする老人を見かけた。
あまりにも見事だったため、斑平は指南を乞うた。
老人は、教えることは何もない、たた見て覚えるのだと、彼に告げた。
この作品は、市川雷蔵が純朴な青年を演じている。
はにかむような笑顔がいい。
物語は、ツッコミどころ満載だ。
アニメにすると面白いかもしれない。