京都アニメーション制作、日本のアニメーション映画である。
デイジー・マグノリアは、両親とともに、祖母アンの葬儀のために田舎にやってきた。
葬儀の後デイジーは、アンが曽祖母からもらったという手紙を見せてもらった。
アンが7歳の時、アンの母クラーラは重い病にかかった。
クラーラは、手紙を代筆するドールに頼んで、毎年アンの誕生日に一通ずつ届くように、五十通の手紙を残したのだった。
葬儀が済んで両親は帰ったが、デイジーはアンの家に残って、その手紙を読んだ。
代筆したのは、ヴァイオレット・エヴァーガーデンというドールだった。
思い立ったデイジーは、かつてヴァイオレットが働いていたC.H郵便社を訪ねていった。
ヴァイオレットは18歳のときに、ドールを辞めていた。
彼女の足跡を辿る旅が始まった。
とても素晴らしい作品なので、これ以上は書かない方がいいだろう。
テレビ版の続編に位置するものだが、テレビシリーズを観ていなくても大丈夫だ。
吹き替えをしている石川由依の声が、ぴったり合っている。
ストーリーが良く、絵も美しい。
もはや、アートの世界だ。
京都アニメーションのスタッフの実力の高さに、驚愕する。
何度も観たい作品である。
このような作品に出会えたのは、とても幸せなことだ。