ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット主演、アメリカの映画である。
1945年、ドイツ。
アメリカ人従軍記者のジェイク・ゲイスメールは、ポツダム会議を取材するため、ベルリンにやってきた。
空港には、専属運転手のタリー伍長が迎えにきていた。
小悪党のタリーは、ジェイクをホテルまで送って行くついでに、ジェイクの財布を盗んだ。
その後タリーは、娼婦の愛人レーナ・ブラントの部屋に行った。
そこで彼は何者かに襲われて、エミール・ブラントの居場所を聞かれた。
解放されたタリーは、酒場で働くレーナに会いに行き、エミールのことを尋ねた。
問い詰められたレーナは、エミールは亡き夫だと話した。
そこにジェイクがやってきて、レーナと再会した。
かつてレーナは記者であり、戦時中、ベルリンに赴任していたジェイクの手伝いをしていたのだった。
その頃二人は、愛人関係だった。
エミールのことは金になると考えたタリーは、盗んだジェイクの身分証を用いて、ソ連占領地に入った。
そこでシコルスキー将軍と会い、エミールを20万マルクで売り渡す約束をした。
数日後、ポツダム会議の前夜。
ジェイクは、身分証がなくて会場に入れず、困っていた。
近くの川辺で、タリーの射殺体が発見された。
ソ連領内の米兵射殺体にもかかわらず、ソ連もアメリカも調査を始めなかった。
記者であるジェイクは、それを不審に思い、独自で調査を始めた。
そして、ソ連もアメリカもレーナの行方を追っていることが分かった。
この作品は、モノクロで雰囲気を出している。