アメリカの映画である。
若いチャック・オマリー神父は、ニューヨークにあるセント・ドミニク教会に、助任司祭として赴任してきた。
この地域は治安が悪く、住民の信仰心も乏しい。
教会に寄付が集まらず、ボロボロだ。
フィッツギボン神父は、45年、ここにいる。
オマリー神父は、司祭から命を受け、この教会を立て直すためにやてきたのだった。
ただ、老神父を追い出すのが忍びなく、あくまでも助手としての立場でいた。
規律正しいフィッツギボン神父は、何かと型破りなオマリー神父を不安に感じた。
オマリー神父は、金融会社に勤めるテッド・ヘインズJr.から、彼の父が教会を駐車場に変えようとしていることを聞かされた。
教区の子供たちも荒んでいて、法を破ってばかりいた。
老神父は、礼拝に来さえすればいいとして、特に指導することはなかった。
オマリーは、子供たちが七面鳥を盗んだところを目撃した事がきっかけで、彼らに近づいた。
彼は少年たちのリーダーであるトニーに信頼された。
そして彼は、少年たちを教会の聖歌隊にして、教会で聖歌の練習を指導した。
老神父は、その歌声に苛立った。
そして、司教にオマリー神父を移動させる様、直訴した。
心が温かくなる作品である。