日本のアニメーション映画である。
少年ジオは、友達のピピを迎えに行った。
ピピは、久しぶりに会ったジオに抱き付こうとして、転んでしまった。
「お腹がすいているからかな ? 」と無邪気なピピを連れて、ジオはノウ博士の研究室に行った。
ピピを休ませたジオは、博士の研究室にあったロボットのようなものに乗り込んだ。
そこは、操縦席みたいで、かっこよかった。
博士がそれを見つけて降りるように言ったとき、ジオは誤ってスイッチを入れてしまった。
慌てて博士が乗り込むと、その機械が作動した。
ジオは、窓から見える巨大な目玉に驚いた。
この機械は、ナノサイズになる体内探査機「ヒポクラテス」である。
自分たちが小さくなったため、実験室にいたうさぎの目玉が巨大に見えたのだった。
うさぎは、小さくなったヒポクラテスを蹴飛ばした。
そこへ、助手のケイがクッキーを持って入ってきた。
飛ばされたヒポクラテスは、クッキーの中に紛れ込んでしまった。
目が覚めたピピは、そのクッキーをたくさん頬張った。
そうしてヒポクラテスは、ピピに飲み込まれてしまった。
うさぎに蹴飛ばされた衝撃で通信設備が壊れてしまい、ケイと連絡が取れない。
ヒポクラテスは、口腔、胃、そして十二指腸へ流されていく。
十二指腸では、寄生虫の大群に出くわした。
ジオがレーザーで退治するが、数が多過ぎて対処しきれない。
そうしているうちに、ヒポクラテスのエネルギーが尽きてしまった。
この作品は、アニメ版「ミクロの決死圏」と言ったところだが、私はこちらの方が面白いと感じた。
子供向けなので、退屈なシーンがひとつもない。
一難去ってまた一難の連続で、最後まで、ハラハラドキドキさせられる。
そして、一部を除いて声優陣が豪華だ。