ゼンデル・ワシントン、ホイットニー・ヒューストン主演、アメリカの映画である。
クリスマスの1週間前。
聖マシュー教会の牧師、ヘンリー・ヒッグスは頭を抱えていた。
老朽化した教会を再建せねばならないのだが、貧しい地域故に募金が集まらない。
付近ではニュータウンの建設が始まっていて、不動産屋がこの教会を狙っている。
そして、孤児たちが暮らす建物の取り壊しが決まった。
ヘンリーの5歳になる息子ジェレマイアは、仲良しのハキムが養子に出されると聞いて、ショックを受けた。
妻のジュリアは、ヘンリーにどう接して良いかわからなくなっていた。
ヘンリーは、助けを求めて神に祈った。
すると、黒人の男が現れた。
彼はダドリーといい、ヘンリーを救うために神が遣わした天使だった。
ヘンリーは、胡散臭いダドリーを敬遠するが、ダドリーは教会にいついてしまう。
そんなおり、事件が立て続けに起きた。
まず、知り合いの青年ビリーが、強盗に間違われて逮捕された。
教会と住居で共用しているボイラーが、故障した。
ジュリアの母マーガレット・コールマンが、ニュータウン建設の件で話がしたいと言ってきた。
ビリーには多額の保釈金が必要なのだが、彼にはとても用意できない。
さらにダドリーが教会の助手になって、ジュリアやジェレマイアと仲良くし始めた。
ニュータウンを建設している会社の社長ジョー・ハミルトンが、教会の新築を持ちかけてきた。
この作品は、「気まぐれ天使」のリメイクである。
ゼンデル・ワシントンのコミカルな演技が、とても楽しい。