中国、香港合作の映画である。
1850年。
咸豊帝が、清国第九代皇帝の座に着いた。
早速、後宮に入るための少女が集められた。
その中で一際美しかったのが、玉蘭という少女だ。
しかし、生まれのせいで、彼女は身分の低い下級の女官にされてしまった。
玉蘭には、野望があった。
彼女は持って生まれた美貌と才覚を駆使し、帝の寵愛を得て、ついに男子を産んだ。
1951年に起こった太平天国の乱は、その後も長く続いていた。
また、英仏連合との戦いも、激しさを増していた。
帝は難を避けて北京を出て、離宮に移った。
玉蘭は西太后となり、帝の実弟・恭親王と手を結び、帝の正妻である東太后と対立した。
この作品は、長い。
かつて帝が寵愛していた麗妃の両手両足を切り落とし、甕に入れるという残虐なシーンが印象的だ。