高倉健主演、日本の映画である。
若き日の、花田秀次郎。
賭場の帰りに袋叩きにあい、銀杏の木の下で休んでいると、芸妓見習いの幾江が通りかかった。
雨の中、冷えている秀次郎の体を慮って、幾江は持っていた酒を飲ませてあげた。
3年後、イカサマ師に怪我をさせ、賭場で暴れた秀次郎は、刑務所に入った。
彼が服役している間に、深川で料亭「喜楽」を営んでいる父親か死んだ。
その後の関東大震災で、腹違いの妹が死に、継母は盲目になった。
父の死後、喜楽は、板前の風間重吉と、叔父の寺田友之助が守っていた。
寺田は、木場の権利で駒井組と一と揉めあった。
出所した秀次郎は、寺田と風間に、暖かく迎えられた。
そして、名前を偽って、板前として「喜楽」に、住み込みで働くことになった。
また、幾太郎と改名した幾江と再会し、仲を深めていく。
そんなおり、相場に入れ込んでいる妹婿が、駒井組に店の登記書を奪われた。
昭和任侠伝シリーズ、第七作。
秀次郎と重吉が、二人で敵討ちにいくラストシーンが、このシリーズの見どころである。
毎回の、かっこいいセリフを暗記している人も、多いだろう。