高倉健主演、日本の映画である。
昭和初期。
大谷石の採掘で名高い、宇都宮。
清川周平が、くみと駆け落ちしようとしている時、くみに横恋慕している左右田弥市が絡んできた。
弥市の父親は、大谷石採掘請負業の新興勢力、左右田組の組長である。
周平の兄貴分・花田秀次郎は、左右田組に乗り込んで、組長の寅松にかけあった。
寅松は、周平たちの結婚を認める代わりに、秀次郎に榊組の組長・秋山幸太郎を斬らせた。
秀次郎は、服役した。
３年後、出所した秀次郎は、秋山幸太郎の墓参りに来た。
すると、男の子が秀次郎を見ている。
彼が話をすると、その子は幸太郎の息子で、和夫と名乗った。
そこには幸太郎の妻・八重も来ていた。
秀次郎は、名乗らずに立ち去った。
石切を家業としている榊組は、幸太郎を亡くしてから八重が仕切っていた。
八重の必死の努力にもかかわらず、榊組は斜陽の一途を辿っている。
逆に、悪どい左右田組が、幅を利かせていた。
三十代半ばの高倉健。
かっこいい。
