ドイツ、オーストリア合作の映画である。
第二次世界大戦が終わり、ユダヤ人サロモン・ソロヴィッチは大量のドルを銀行に預け、カジノに繰り出した。
彼は、美しい女性と一夜を共にし、戦時中を思い出していた。
当時、彼は絵を描くのが得意で、偽札を作って儲けていた。
その技術でパスポートを偽造している時、逮捕され、強制収容所に送られた。
そこで軍人の絵を描いていると、上官に気に入られて、食料がもらえた。
ある日、ソロヴィッチは、別の場所に移送された。
そこで、ポンドの贋札を作ることになった。
それが完成したら、次はドルだと言われた。
柔らかいベッドが与えられ、収容所よりも快適だったが、失敗すれば収容所に戻される。
彼は、いつも仲間のことを考えていた。
この作品は、実話に基づいている。
常に死の恐怖がつきまとっていて、緊張感にあふれた作品だ。