高倉健主演、日本の時代劇映画である。
元禄十五年十月。
元赤穂藩国家老・大石内蔵助は、江戸へ向かう途中、鎌倉で仲間と落ち合っていた。
大石は、竹林で合図となる竹笛を作りながら、幼い頃の主君・浅野内匠頭を思い出していた。
元禄十四年三月十四日。
真実を明らかにしても意味がないとのことから、取り調べをせず、浅野内匠頭の即日切腹を決めた。
知らせは、早駕籠で赤穂藩に届いた。
赤穂藩は取りつぶしとなった。
開城を決めた大石は、その夜、信頼できる家来を浜辺に集めた。
そこで大石は、自らの思いを打ち明け、主君の仇討ちを宣言した。
大石は塩を売って、多額の軍資金を得た。
その後大石は、家族を連れて山科に隠遁した。
あっさり城を引き渡し、幕府に対してあまりに従順な態度は、柳沢や色部を不安にさせた。
この作品は、赤穂浪士討ち入りを描いたものだ。
松之廊下刃傷事件のシーンはない。
吉良邸が要塞のようになっていて、討ち入りのシーンは、緊迫感がある。
高倉健は、丁髷が全然似合わない。