アメリカのホラー映画である。
不良少女ロッキーとその恋人マネー、友人のアレックスは、空き巣狙いを繰り返していた。
アレックスの父がセキュリティー会社に勤めていて、合鍵を手に入れられる。
それで、容易く侵入できた。
ただ、アレックスは1万ドル以上のものを盗まないよう、二人に言い聞かせていた。
1万ドルまでなら、捕まっても軽い刑で済む。
マネーは皮肉を込めて、アレックスを判事と呼んでいる。
ロッキーは、幼い妹を連れてカリフォルニアに行きたいと思っていた。
小物ばかりでは、なかなか金にならないマネーは、現金を盗むことにした。
ターゲットは、ブエナビスタ通りに住む一人暮らしの老人で、最近、娘を交通事故で亡くし、多額の示談金を得ていた。
マネーの下調べで、周囲は空き家ばかりだと分かった。
さらに老人は、盲目だった。
午前2時。
老人が飼っている凶暴な犬を睡眠薬で眠らせて、3人は侵入した。
マネーが老人のいる部屋に入り、睡眠作用のあるガスを発生させた。
3人は、厳重に鍵をかけてあるドアを見つけた。
マネーは、拳銃を取り出した。
銃を使えば罪が重くなるし、殺される可能性もあると、アレックスは出て行った。
マネーが、ペットボトルをサイレンサーにして鍵を撃った。
その時、老人が入ってきた。
目が見えない彼は、音で気配を感じて、マネーに向かってきた。
そして、組み合って争い、老人はマネーの銃でマネーを射殺した。
ロッキーは、クローゼットに隠れた。
銃声を聞いたアレックスが戻ってきた。
この作品は、よくできたホラー映画だ。
老人は元軍人で、武器の取り扱いに慣れていて、腕っ節も強い。
盲目だが、自宅なのでスムーズに移動する。
そして、諦めない。
「13日の金曜日」のジェイソンと同じ不気味さと、恐ろしさがある。