日本のアニメーション映画である。
1999年、東南アジア某国。
PKOで派遣された陸上自衛隊レイパー部隊が、反政府ゲリラと戦闘して壊滅した。
2002年冬。
「方舟」事件の頃にいた特車二課第2小隊の隊員は、それぞれ異動していて、残っているのは山崎と隊長の後藤の二人だけだった。
第1小隊長兼課長代理の南雲しのぶは、会議の後の帰宅途中、横浜ベイブリッジで渋滞に巻き込まれた。
レイバーが出動してきたので、南雲は無線で事情を聞いた。
車に爆弾が仕掛けられたとの通報があって、レイバーが処理に行くところだった。
そして爆発があって、橋の中央が吹き飛んだ。
マスコミが撮影した映像には、自衛隊の支援戦闘機F-16Jが映っていた。
しばらくして、南雲と後藤の元に、陸幕調査部別室の荒川と名乗る男が訪ねてきた。
彼の持ってきたビデオで、爆撃したのは米軍機であることがわかった。
二人を車で連れ出した荒川は、クーデターを企むグループと、その首謀者である柘植行人について話した。
柘植は元陸上自衛官であり、レイバーの価値を見出して、組織「柘植学校」を作った男だ。
南雲は、柘植の弟子の一人であり、彼ときわめて親しかった。
荒川に電話が鳴り、三沢基地を発進した自衛隊機が首都攻撃に向かっていると、連絡が入った。
自衛隊は直ちに迎撃機を発進させるが、接近しても、目視できなかった。
やがて、レーダー上の敵機機影が消えた。
後日、ハッキングによる電子戦だったと判明した。
この作品は、非常にややこしい。
前作を見ていても、途中で訳がわからなくなる。
レイバーの戦闘シーンが、ほんの僅かしかない。
コアなファンなら、納得できるのか。