京都アニメーション制作、日本のアニメーション映画である。
戦闘で負傷したヴァイオレットは、病院のベッドで、上官であるギルベルト少佐への報告書を書いていた。
彼女は、ライデンシャフトリヒ国の兵士だった。
戦争で負傷し、両手は金属製の義手になっていた。
それで、上手く文字が書けない。
戦争は終結したが、彼女は長く入院していた。
そこへ、かつての上官ホッジンズ中佐が迎えにきた。
ホッジンズはギルベルトの親友だ。
彼は、ギルベルトからヴァイオレットのことを託されていた。
ホッジンズは彼女を退院させ、後見人となってくれるエヴァーガーデン家に連れて行った。
物心ついた頃から戦闘訓練しか受けてこなかった彼女は、エヴァーガーデン家の人々と馴染めなかった。
それで彼女は、ホッジンズの会社に寝泊まりすることになった。
ホッジンズは、戦後、C.H郵便社を起業していた。
そこは、郵便の配達だけでなく、まだ読み書きができない人のために手紙の代筆も行なっていた。
代筆を行う女性は、自動手記人形 ( ドール ) と呼ばれている。
ホッジンズは、その仕事に興味を持ったヴァイオレットに、研修を受けさせた。
ヴァイオレットは、手紙の代筆を通して、ギルベルト少佐が最後に残した「愛してる」の意味を知りたかった。
この作品は、テレビアニメを編集したものだ。
石川由依の声が、主人公にぴったり合っていて引き込まれる。
映像が、美しい。
そして、感動させられるシーンが、多い。