日本のアニメーション映画である。
ルパンの名を語って予告状を出した者を確かめるため、ルパンは某国副大統領の誕生パーティーに潜入した。
そこで銭形警部に見つかり、追いかけっこが始まった。
その最中に、マスクをした武装集団が乱入して、副大統領をはじめ参加者の多くを虐殺した。
銭形がルパンを追い詰めて、銃を向けた。
その時、銭形が狙撃された。
ルパンが銃声がした方に目を向けると、窓からシルバーメタリックのワルサーP38が見えた。
それは、かつてルパンが使用していたものだった。
ルパンは、仕事を終えた武装集団が引き上げるのを追ったが、集団は途中からヘリで逃走した。
手の甲にあった蜘蛛の刺青から、彼らは謎の暗殺者仕様団「タランチュラ」だと判明した。
ルパンと次元大介は、バミューダトライアングルにある彼らのアジトに向かった。
タランチュラは、各国政府も利用している闇の暗殺者集団であり、静止衛星のレーザー砲で守られている。
それをかいくぐって潜入した二人の前に、緑の髪をしたエレンたちが現れた。
彼女は、副大統領たちを殺した一人であり、あの時、ルパンと目が合っていた。
組織には、すでに峰不二子が潜入していて、石川五ェ門は陰で彼女を守っていた。
ルパンは不二子たちと合流した後、再びエレンに接触して、組織に捕まった。
そして、手の甲にタランチュラの刺青をされてしまう。
刺青と同時に毒が注入された。
その毒は、この島のガスを吸っている間だけ中和されているというものだ。
だから、島の外に出る時はガスの入ったボンベを装着する。
ボスのゴルドーは、ルパンが金塊を狙っていると思っていた。
しかし、ルパンの狙いは別のところにあった。
この作品は、ルパン三世の三十周年記念に製作されたものである。
他のシリーズ作品と違って、シリアスさが際立っており、完全に大人向けの作品だ。