イギリス、アメリカ合作の映画である。
ニューヨークのマフィア、4本指のフランキーは、ラビに扮装してベルギー・アントワープの商人から、86カラットのダイヤと、小粒のダイヤを盗んだ。
86カラットのダイヤは、ボスのアビーに渡すことになっている。
フランキーは小粒を売り捌くために、ロンドンに立ち寄った。
銃を新調しに行ったフランキーは、ボリスからボクシング賭博の話を聞いた。
裏ボクシングのプロモーター、ターキッシュは、ミッキーというパイキーに、用意したボクサーを倒されてしまった。
ターキッシュは、ボクシング賭博を仕切っているロンドンギャングのブリックトップに事情を説明したが、納得してもらえない。
仕方なく、ミッキーを試合に出した。
第4ラウンドで負けろと指示したにもかかわらず、ミッキーは第1ラウンドで相手をKOしてしまった。
ボリスは、手下の黒人ソルたち3人組に「4本指の男」のカバンを持ってくる様指示した。
ところがフランキーが手錠でカバンを繋いでいたので、彼も一緒に連れて戻った。
ボリスはフランキーを殺し、腕を切り取って86カラットのダイヤを手に入れた。
ひょんなことでブリックトップに捕まった3人組は、命欲しさに例のダイヤの話をした。
彼らは、48時間以内に持って来いと、ブリックトップに脅された。
フランキーと連絡が取れないアビーは、ロンドンへやってきた。
そして、殺し屋のトニーを雇って、彼を探させた。
この作品は、展開が早いコメディである。
邦画のコメディと違って、下手なボケやギャグが無いから、とても面白い。
日本の監督は、この様な作品を観て勉強してもらいたい。