日本のアニメーション映画である。
浅草での任務を終えた炭治郎は、禰󠄀豆子を連れて、次に指定された方角に向かっていた。
村の小径を歩いていくと、青年が跪いて、女性に結婚を懇願していた。
その青年は、鬼殺隊の同期である我妻善逸だった。
炭治郎は女性に縋りつく善逸を引き離して、共に任務地へ向かった。
炭治郎が血の匂いをたどっていくと、家が現れた。
ふと横を見ると、子供が二人怯えている。
この清一とてる子は、拐われた兄を追って、ここまで来たのだという。
突然、二階から血まみれの男性が放り出されて落下した。
彼は、炭治郎の腕の中で息絶えた。
それは、二人の兄ではなかった。
炭治郎は、万が一の時、二人を守ってもらうために、禰󠄀豆子の入った箱を置いて、嫌がる善逸を連れて、家に入った。
しばらくすると、先程の兄妹が二人を追って入ってきた。
箱から音がして怖かったのだと言う。
そのとき、鼓の音がしたと思うと、炭治郎とてる子は、別の部屋にいた。
そこに、鬼が来た。
炭治郎が攻撃を仕掛けると、鬼が鼓を鳴らし、部屋が回転した。
炭治郎が翻弄されていると、猪の被り物をした剣士が飛び込んできて、鬼に切りかかった。
鬼殺隊同期の、嘴平伊之助だ。
鬼は鼓を鳴らし、部屋を回転させながら、見えない爪の攻撃を仕掛けてくる。
やがて、また、炭治郎とてる子は別の部屋に瞬間移動していた。
そしてようやく、二人の兄、清に巡り会えた。
再び、鬼の匂いが近づいてきた。
この作品は、テレビアニメ「鬼滅の刃」の第十一話から第十四話を編集したものだ。
予備知識がなく、これを初めて観たとしても、楽しめる。