日本のアニメーション映画である。
鬼殺隊の一員となった竈門炭治郎に、任務の知らせが届いた。
師匠の鱗滝左近次は、禰󠄀豆子を入れて運ぶ箱を作って炭治郎に与えた。
炭治郎は禰󠄀豆子を背負って、指定された街に急いだ。
街では、若い女性が行方不明になる事件が続いていた。
炭治郎は、許嫁が消えた和巳という青年から話を聞き、匂いを頼りに捜索を始めた。
夜、ある家から鬼の匂いが漂ってきた。
炭治郎が飛び込むと、寝ていた娘が出現した沼に沈んでいくところだった。
炭治郎は娘を救出して、路地に出た。
地面から、鬼が出現した。
鬼は三体。
和巳と娘を守りながら戦うには、不利な状況だ。
炭治郎が危うい時、禰󠄀豆子が出てきて鬼と戦い始めた。
鬼になった禰󠄀豆子は、強い。
炭治郎は二人を禰󠄀豆子に任せて、地面に出現した沼に飛び込んだ。
鬼を倒した炭治郎の元に、次の指令が来た。
炭治郎と禰󠄀豆子は、浅草に着いた。
初めて都会に来た炭治郎は、夜の明るさに圧倒され、うどんの屋台で一息ついた。
そこに、鬼の匂いが漂ってきた。
咄嗟に炭治郎は、走り出す。
そして、人混みの中、匂いを発している男の肩を掴んだ。
その男こそ、炭治郎の家族を殺し、禰󠄀豆子を鬼に変えた鬼舞辻無惨だ。
するとそこに、無惨の妻と娘が現れた。
無惨は通行人を鬼に変えて騒ぎを起こし、その隙に逃げ去った。
炭治郎は、鬼になった通行人の口に布を詰め込んで、地面に押さえつけた。
騒ぎを聞いた警官が、駆けつけた。
警官と炭治郎が揉めていると、大量の花が警官たちを囲んで炭治郎を見えなくした。
そこに、少年を連れた女性があらわれ、炭治郎を逃し、鬼になった通行人とその妻を自宅に連れて行った。
その後、炭治郎と禰󠄀豆子は、先程の少年・愈史郎に屋敷へ案内された。
女性は珠世と名乗った。
二人は鬼だ。
珠世は鬼になったものの、人間の心を取り戻していた。
愈史郎は、死にかけていたところを、珠世が鬼にしたのだった。
珠世は医者として、人々を救っている。
その頃無惨は、手下の鬼に炭治郎の首を持ってこいと命じていた。
この作品は、テレビアニメ「鬼滅の刃」第六話から第十話を編集したものである。
主人公の努力と勝利、そこに兄妹愛が絡んでくる、シンプルな構造だ
だから、予備知識がなくても、楽しめる。