ウォーカー大尉は、妊娠しているノラと、幸せな日々を過ごしていた。
彼は、ノラを残して第二次世界大戦に出征した。
やがてノラの元に、「ウォーカー大尉、帰還せず」の知らせが届いた。
1945年、終戦の日、ノラは男の子を出産した。
彼女は、その子にトミーと名付けた。
1951年。
ノラはトミーを連れてバーニーのホリディ・キャンプに行った。
そこで、フランクという男と出会い、恋に落ちた。
トミーもフランクに懐き、やかてノラとフランクは結婚した。
そんなとき、死んだと思われていたウォーカー大尉が帰ってきた。
寝室で、フランク、ノラ、ウォーカーが怒鳴り合う。
心配になったトミーが入っていくと、フランクがランプでウォーカーを殴り殺した。
その瞬間を目撃したトミーに、ノラとフランクは「お前は、何も見ていない。何も聞いていない。このことは一生、誰にも言てはいけない。」と、強く言って聞かせた。
やがてトミーは、「見えない、聞こえない、話さない」心の病気になってしまった。
トミーは、外部の出来事に、なんの反応も示さない。
彼はいじめられても、反応しないのだった。
心配したノラは、彼にいろいろな治療を受けさせるが、効果はなかった。
ある日トミーは、スクラップ置き場に迷い込み、捨てられていたピンボールマシーンに光を見つけた。
この作品は、ロックミュージカルである。
後半の盛り上がりが、いい。