トニー・マネッタは、マイアミで小さなホテル「エデンの園」を経営している。
彼は妻に先立たれ、幼い息子アリーを、男手一つで育てていた。
奔放なトニーは、派手な娘シャールと付き合っていて、ホテル経営は芳しくない。
ついに破産寸前になり、ホテルを売り渡さなくてはならなくなった。
トニーは、ニューヨークでブティックを経営している兄マリオに、援助を求めた。
堅実なマリオは、トニーに金を貸す気など全くない。
トニーは、アリーが病気なんだと嘘をついた。
それを知ったマリオの妻ソフィアが同情し、マリオと一緒にマイアミにやってきた。
トニーは、もう一度借金を申し込むが、マリオは聞き入れない。
仕方なく、せめてアリーをニューヨークで育ててくれないかという話になったが、アリーは父親と離れたくなかった。
そんな折、昔の仲間であるジェリーが、仕事で成功して、大金持ちになって帰ってきた。
トニーは、ジェリーが金を貸してくれるとたかを括った。
マリオは、遊び人の弟に落ち着いた生活をさせるため、未亡人エロイーズをトニーに紹介しようと算段した。
トニーは、ジェリーから金を引き出すために車を売って500ドルを作ったが、ドッグレースですってしまった。
マリオ夫妻は、アリーを連れて帰ることにした。
この作品は、やや退屈だが、ラストはいい。