アメリカの映画である。
サンフランシスコが壊滅してから5年、怪獣調査をしてきた秘密組織「モナーク」の存在が、明るみに出た。
次々に発見された怪獣を調査するため、モナークの基地が、世界中に建設されている。
政府は、怪獣を殲滅すべきだとするが、モナークの芹沢博士は、共存を考えていた。
エマ・ラッセル博士は、怪獣と交信する装置「オルカ」を使って、モスラの制御に成功した。
その時、元陸軍大佐で、環境テロリスト集団を率いるアラン・ジョナ達が乱入してきた。
彼らは、モナークの研究員達を射殺し、エマと娘マジソンを誘拐した。
知らせを受けた芹沢は、既に引退しているエマの夫マークを呼び寄せた。
芹沢達がいる基地に、ゴジラが出現した。
ゴジラは、基地を襲うことなく去り、南極に向かった。
その頃、ジョナ達は南極の基地にいた。
ここに眠る怪獣、モンスター・ゼロを目覚めさせるためだ。
そのコントロールのために、エマと「オルカ」が必要だった。
オルカの発する電波を頼りに、モナークの軍が南極の基地に到着した。
そこでジョナ達と銃撃戦になる。
その最中、エマはモンスター・ゼロを復活させた。
この作品は、製作者のイデオロギーを主張するために、ゴジラを使っているだけか。
ゴジラでなくても、何でもいいのだろう。
変な映画だ。
頭が小さく、ナメクジみたいなシルエットのゴジラは、馴染めない。
水棲生物という設定だから、水の抵抗が少ない体型にしたのか。
体に比べて小さすぎる頭なので、頭が悪そうに見える。
日本人からすれば、「あんなの、ゴジラじゃない」と思うだろう。
それはともかくとして、CGは美しいし、怪獣同士の戦いは、迫力がある。
成虫モスラも、綺麗だ。