チャールトン・ヘストン監督、主演、イギリス、スイス、スペイン合作の映画である。
ジュリアス・シーザー暗殺後、4年。
ローマは、オクタビアス・シーザー、レピドゥス、マーク・アントニーによる三頭政治が敷かれていた。
しかし、執政官の一人アントニーは、政治を放り出し、エジプトのアレクサンドリアで、女王クレオパトラと愛欲に耽っていた。
ローマでは、内乱が続いていた。
また、ポンペイが大軍を率いてローマに迫っていた。
知らせを受けたアントニーは、妻が亡くなったことを水に流し、オクタビアスと和解する。
そして、オクタビアスの姉オクタビアと結婚した。
3人の執政官は、共にポンペイ軍を迎えた。
両軍の和解交渉から始まり、戦闘することなく、ポンペイの反乱は終わった。
ローマに平和が戻ると、アントニーはクレオパトラの元に戻っていった。
これに激怒したオクタビアスは、兵を率いてアレクサンドリアへ向かう。
アクテウムの海戦である。
戦いの最中、クレオパトラの軍艦が、突如、逃げ出し、アントニーの艦もその後を追った。
置き去りにされたアントニー軍の将兵は、次々に寝返って、オクタビアスの大勝利に終わった。
オクタビアスは女王クレオパトラに、アントニーの引き渡しを要求した。
駄作である。
セットも、しょぼい。
アントニーに、貫録が無い。
長くて退屈な作品だ。