ニュージーランドの映画である。
1989年6月4日。
太平洋上で、ヨットが大波を被って転覆した。
4人は、船内の空洞で、ひとまず食事を取った。
船長のジョンは、水も食料も十分あると言って、みんなを励ました。
転覆して4日目、ジョンは船体に穴をあけ、ビーコンを取り付けた。
出発前。
ジョンは、ニュージーランドからトンガへ向けての航海に、船員を募集した。
子供が生まれたばかりのリック、高齢のフィル、そして妻と別れようとしているジムが集まった。
晴れた日、家族に見送られて、4人はローズ・ノエル号で出発した。
ジョンは、到着を早めるために、接近中の嵐の風を利用しようとした。
それが転覆に繋がったのだった。
現在。
いつまで経っても救助が来ないことに業を煮やしたリックは、船体に穴を開け、外に出た。
他の3人も外に出て、無限に続く大海原に失望するのだった。
転覆した時に、貯水タンクの飲み水が流れ出てしまって、僅かしか残っていない。
高齢のジョンが、ナイフや釣竿を落としてしまう。
トラブルが続いた。
この作品は、実話に基づいている。
話がうまくいきすぎていて、面白みがない。
実話を参考にして、ドラマチックな展開にした方が良かったのではないか。
映画は、娯楽なのだから。