メリッサ・マッカーシー主演、アメリカの映画である。
CIAの内勤分析官スーザン・クーパーは、ワシントンDCにある地下施設で働いている。
エージェントのブラッドリー・ファインは、スーザンにバックアップされて捜査をしていた。
スーザンの指示は的確で、彼はターゲットであるボヤノフに接触できた。
ボヤノフは、スーツケース型小型核爆弾の隠し場所を知っている、唯一の人間だ。
しかし、ブラッドリーは、誤ってボヤノフを射殺してしまった。
ボヤノフの一人娘レイナが、隠し場所を知っているかもしれない。
ブラッドリーは、レイナの自宅に侵入した。
しかし、待ち構えていた彼女に、射殺されてしまった。
レイナは彼の通信マイクに向かって、CIAエージェントの名前を数名挙げ、身元を知っていると告げた。
彼女に、何もかもばれていたのだ。
そこで、身元を知られていないスーザンが、エージェントになって潜入調査をすることになった。
ぽっちゃりしたスーザンは、とても外で役に立つとは思えない。
捜査官の一人リック・フォードは、納得できずに辞職した。
ブラッドリーの仇を討つ意欲満々のスーザンが、パリの指定されたホテルに入ると、リックが入ってきた。
彼は、独自で調査しているのだった。
スーザンは、ある事件が切っ掛けでレイナに気に入られ、彼女と行動を共にすることになった。
コメディである。
ぽっちゃりのスーザンが、アクションシーンを見事にこなしている。
若い頃のサモ・ハン・キン・ポーみたいで、観ていて、ワクワクした。
リック役のジェイソン・ステイサムは、強面ながらズッコける。
それが、上手い。
全体に、シリアスとコミカルのバランスが絶妙である。
ブラッドリー役は、ジュウド・ロウだ。