スタジオジブリの3Dアニメーション映画である。
1990年代、ロンドン。
バイクに乗った若い女性が、追ってきた車を振り切って、孤児院に着いた。
彼女は、そこに赤ちゃんを置いて去った。
添えられていた手紙には、「12人の魔女に追われている。逃げ切ったら迎えに来る。この子の名前はアヤツル」 というようなことが書かれていた。
孤児院では、この子をアーヤ・ツールとして、育てた。
10歳になったアーヤは、活発な女の子だ。
園長先生も、コックさんも優しいし、友達とも仲良くして、楽しい日々を送っている。
ある日、魔女ベラ・ヤーガとマンドレークが、子供を引き取りたいと、孤児院にやってきた。
一列に並ばされた子供達の中から、ベラが選んだのはアーヤだった。
アーヤは、孤児院を出たくなかったが、仕方が無かった。
家に着き、アーヤはベラに、お手伝いをするから魔法を教えてくれ、と頼んだ。
ベラは、ただ、仕事の手が欲しかっただけだ。
アーヤは、魔法に使う薬を作るために、こき使われた。
とても薄っぺらい作品だ。
ジブリの他の作品に比べると、物足りない。
そして、唐突に終わる。
謎が一つも解かれていない。
吹き替えが、全部素人。
プロの声優ではなく客寄せパンダを使うのは、作品に自信が無いからだろう。
確かに、つまらなかった。
3Dアニメは、まだ、過渡期にあるので、違和感はぬぐえない。
これが主流になれば、馴染んでくるのだろう。
もう少し時間がかかりそうだ。