captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

マイマイ新子と千年の魔法

日本のアニメーション映画である。

 

昭和三十年、山口県防府市国衙

 

小学三年の青木新子は、元気な女の子だ。

 

おでこに二つ目のつむじがあって髪の毛が逆立っていて、新子はそれを「マイマイ」 と呼んでいる。

 

新子の家の近くには、広大な麦畑が広がっている。

 

麦畑の間を走っている水路や道路は、直角に曲がっていて、千年前からあったのだと、祖父が話してくれた。

 

麦畑の下には、平安時代の遺跡が眠っているのだ。

 

「面白いことは、何でもじいちゃんが話してくれる。」

 

新子は、千年前、都からこの地にやって来たお姫様のことを想像した。

 

島津貴伊子は、医者である父と共に、東京から引っ越してきた。

 

新子と同じ三年生である。

 

登校した最初の日、香水を付けていったこともあって、クラスで浮いていた。

 

放課後、新子は貴伊子の後をついていった。

 

貴伊子の家で、2人は、友達になった。

 

貴伊子は、お土産を持って新子の家に遊びに来た。

 

それがウイスキーボンボンだったので、新子も貴伊子も、そして新子の妹光子も酔っぱらってしまった。

 

ますます、2人は仲良くなった。

 

そして貴伊子は、クラスに馴染んでいった。

 

ある日、男の子達と一緒に、小川にダムを造った。

 

そこにできた小さな池に、金魚が一匹、流れてきて住みついた。

 

みんなは、保健室のひづる先生の名前を取って、「ひづる」 と名付けた。

 

この作品は、小説家、高樹のぶ子の自伝的小説をアニメ化したものだ。

 

とても、楽しい作品である。

 

登場人物が、全員、おおらかなのがいい。

 

警察官も、ヤクザも、みんな、おおらかだ。