アメリカの映画である。
2011年12月31日。
ニュー・ヨークのタイムズスクエアでは、新年を迎えるイベントの準備が進んでいた。
クライマックスは、カウントダウンに合わせてクリスタルボールが降りてくるボールドロップだ。
責任者のクレアは、朝から混乱が続いていて、てんてこ舞いしている。
音楽事務所副社長のサムは、友人の結婚式に出席した後、ニュー・ヨークに向けて出発した。
ところが、車をぶつけてしまう。
修理工場どこも休みで途方に暮れていたが、先ほど結婚式を挙げた神父の車に乗せてもらうことが出来た。
サムは、ニュー・ヨークでのイベントでスピーチをしなければならない。
それと、1年前に約束した女性に会いたかった。
病院では、余命幾ばくもない老人スタンが、看護師のエイミーに励まされていた。
一方、妊婦のテスは、出産が近い。
年が明けて最初に生まれた子供に賞金が出るのだが、そんなことを考える余裕がないほど、切迫している。
15歳の少女ヘイリーは、気になる男の子と一緒に年を越したいのだが、母が許さない。
しかしヘイリーは、母を残して出て行った。
アパートのレベーターが故障して、画家のランディが閉じ込められた。
予定のないランディは余裕だが、一緒に閉じ込められたエリーズは、急いでいた。
イベントで歌手のバックコーラスの仕事が、入っているのだ。
最初は言い争っていた2人だが、次第に、打ち解けていった。
エリーズは、歌手ジェンセンのバックコーラスだ。
ジェンセンが歌う会場のケイタリング料理を仕切っているが、彼の元恋人ローラだった。
ローラはジェンセンにひどく傷つけられていて、二度と会いたくはなかった。
・・・・・。
年を越す人々の、様々なシーンが描かれている。
一つの物語ではないし、深い話でもないので、気楽に楽しめる。
俳優陣が、豪華だ。