日本のアニメーション映画である。
城達也のナレーションで、物語が始まる。
未来の地球。
裕福な人は機械の身体を手に入れて、永遠に生きることができた。
銀河鉄道999に乗ってアンドロメダへ行けば、只で機械の身体が手に入る。
少年・星野鉄郎は仲間達と協力して、999号の切符を盗んだ。
鉄郎は警察に追われいたところ、亡くなった母に似た女性・メーテルに救われる。
鉄郎の母は、彼が幼い頃、機械伯爵の人間狩りで殺された。
鉄郎は、機械伯爵に復讐を誓っている。
機械伯爵は「時間城」 にいることを知っているが、それがどの星にあるのか、分からない。
事情を聞いたメーテルは、一緒に連れていってくれるならと、鉄郎に999号の切符をあげた。
警察を振り切って、二人は無事に乗車した。
最初の停車駅は、土星の衛星タイタンである。
タイタンの自転周期は、地球時間の16日で、その時間、ここに停車する。
降り立った二人は、いきなり山賊に襲われ、メーテルが連れ去られた。
気を失った鉄郎は、老女に助けられた。
気がついた鉄郎は、メーテルを救いに行く。
老女は鉄郎に、帽子と戦士の銃を手渡した。
鉄郎は、偶然、山賊を機械人間から守ることになり、山賊の隠れ家に連れて行かれた。
山賊は、機械人間に両親を殺された孤児達を、世話していた。
メーテルも無事だった。
山賊の頭は鉄郎に、「時間城がある星は、クイーン・エスメラルダ」 が知っていると告げた。
そして、「撃たれる前に、撃て」 と。
二人は999号に戻り、次の停車地、冥王星に向かった。
全員、プロの声優による吹き替えで、何の違和感もなく、物語に引き込まれる。
ラストシーンは、感動的だ。
あざとさの欠片もなく、ストレートで、秀逸である。
私は、今まで観てきた映画のラストシーンでは、これが一番好きだ。
そのシーンは、何度思い出しても込み上げてくるものがある。