アメリカの映画である。
エルキュール・ポアロは、エルサレムのホテルで朝食をとろうとしていた。
そこに、事件の知らせが入る。
聖なる宝飾品が盗まれ、容疑者として、ラビ、司祭、イマームが、嘆きの壁の前に引っ立てられた。
そこにポアロが登場する。
周囲には、ポアロの推理を一目見ようと、大勢の野次馬が集まっている。
ポアロは、推理を展開し、イギリス警察の警部が犯人だと告げた。
この事件は解決したが、ポアロに、急遽ロンドンへ戻れとの連絡が入った。
ポアロはフェリーに乗り、スイタンブールに着いた。
そこで再会した友人の配慮で、オリエント急行に乗車する。
冬の閑散期なのに、何故だか一等車は満席で、ポアロは二等車に乗車した。
明くる朝、一等車に移動できた。
アメリカ人の美術商ラチェットは、脅迫状を受け取っていた。
彼は食堂車でポアロに接近し、事情を説明して警護を依頼した。
しかしポアロは、嫌悪感から、これを断った。
その夜、物音がして、ポアロは何度も目を覚まさせられた。
雪崩が起きた。
列車は立ち往生してしまう。
ポアロは、鍵が掛ったラチェットの部屋をこじ開け、彼が死んでいるのを発見した。
ラチェットには、12ヵ所もの刺し傷があった。
ポアロは、乗客の尋問を始めた。
小説のイメージとかけ離れていて、馴染めなかった。
この人選は、大きな失敗だ。
滑舌が悪く、台詞が聞き取りにくい。
そして、台詞回しが単調だ。
客寄せパンダは、必要ないだろうに。