綾瀬はるか主演、日本の映画である。
1979年、北九州の戸畑第3中学に、寺嶋美香子は国語教師として赴任してきた。
彼女は朝礼で、高村光太郎の「道程」 を引き合いに出して、自己紹介をした。
道程を童貞と聞き間違えた生徒は、興奮して鼻血を出す。
美香子は、男子バレー部の顧問になった。
男子バレー部は、「バカ部」 と蔑まれていた。
部員が5人しかいなかったが、一年生の城を助っ人に、女子バレー部と試合をした。
彼らは、完敗する。
なにせ、一度も練習らしい練習をしたことがなかったのだ。
落胆した城は、去った。
美香子は彼らに、「本気で頑張ったら、先生、何でもしてあげる。」 と励ました。
すると部員は、「1勝したら、おっぱい見せて下さい。」 と言う。
引き下がれなくなった美香子は、その条件を呑んだ。
部員たちは、ライバル校に潜入して練習の邪魔をしようとしたところ、見付かってしまった。
引き取りに来た美香子からもきつく叱られた彼らは、心を入れ替え、真剣に練習するようになった。
苦しい時にかける言葉は、「おっぱい」 だ。
先生のおっぱいを見るために、彼らは必死で練習した。
その後、城を呼び戻した男子バレー部は、筑豊地区の大会に臨む。
とても楽しい作品である。
「おっぱい」 が、何回でできたのだろう。
青春映画の、一つの形と言える。