captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

女帝 春日局

十朱幸代主演、日本の映画である。

 

関ヶ原の合戦は、西軍・小早川秀秋の裏切りにより、東軍が勝利した。

 

徳川家康は、早速、小早川を呼んで労った。

 

その折、勇猛な家臣・稲葉正成が同行した。

 

家康は、稲葉を我が家臣にしたいくらいだと褒め称えた。

 

武勲により小早川秀秋は出世したが、その後乱心し、自害して果てた。

 

同時に稲葉は、失脚した。

 

稲葉の妻、お福は窮状を訴えるため、伏見城の家康を訪ねていった。

 

そこでお福は、家康に抱かれた。

 

暫くして、お福の懐妊が分かった。

 

稲葉と離縁したお福は、子供達と女中を連れて江戸に下った。

 

江戸では、将軍秀忠に、なかなか世継ぎが生まれていなかったが、ようやく正室お江与が懐妊した。

 

世継ぎが期待される中、乳母の選定が始まった。

 

お福も、その中にいた。

 

男子を産んで間もないお福は、乳の出が良かった。

 

お江与は、死産した。

 

立ち会っていた大姥局の計らいで、お福の子供を身代わりとした。

 

子は竹千代と名付けられ、世継ぎとして育てられた。

 

当然、お福が乳母である。

 

暫くして、お江与が、また、懐妊した。

 

そして男子が産まれ、国松と名付けられた。

 

竹千代の秘密を知る大姥局は、毒を盛って竹千代を暗殺しようとする。

 

しかし、竹千代と一緒に暮らすお福の息子 ( 竹千代の異父兄 ) 七之丞が、それに気付いて身代わりになった。

 

お福は、何としても竹千代を将軍にするのだと、決心した。

 

この作品は、お福が、「春日局」 を朝廷から下賜される前の物語である。

 

だから、作品内では「お福」 だ。

 

とても力強い女性として、描かれている。

 

好色な家康も、面白い。