アメリカの映画である。
2002年、コネチカット。
14才のエヴァは、自宅に侵入した覆面の男2人を、射殺した。
その時に父を殺されたが、彼女は涙を流さなかった。
それが、父の教えだった。
彼女は、身を守る術を、父から叩き込まれていた。
12年後、エヴァはデレクと知り合い、結婚した。
そして、新婚旅行でドミニカの小さな島にやってきた。
一日中遊んだあと、レストランで夕食を取っていると、マニーと名乗る地元の青年が話しかけてきた。
やや強引な誘いだったが、2人はマニーに連れられ、クラブへ行った。
そこで踊っていると、地元マフィアのボス、ビッグ・ビズがエヴァに誘いをかけてきた。
デレクが止めに入ると、ビズの手下が彼を殴った。
その瞬間、キレたエヴァは男女数人を叩きのめした。
翌朝、マニーが迎えに来て、ジップラインに行った。
デレクが滑降している時、ストラップが切れた。
助けに行ったマニーの力が及ばず、デレクは落ちてしまう。
エヴァは重傷を負っているデレクを見付け、救急車を呼んでもらった。
救急車はすぐに来たが、エヴァは同乗を拒否された。
仕方なくバイクで追いかける。
病院に着いたエヴァがデレクのことをたずねると、受付は、記録にないという。
別の病院を探しても、デレクはどこにもいなかった。
駆けつけたデレクの父たちと共に警察を訪れるが、対応したガルザ警部は、あまり乗り気でない。
自力で探すことを決めたエヴァは、ジップラインのガイドを拷問して、デレクが誘拐されたことを突き止めた。
証拠の映像をガルザ警部に見せると、逆に逮捕され、船で強制送還される。
しかしエヴァは、連行していた巡査を倒して、島に戻ってきた。
そして、力ずくでマニーに協力させ、デレクを探す。
この作品の見所は、エヴァのアクションだ。
華奢なヒロインが、ゴツイ男を叩きのめす映画は沢山あるが、説得力がない。
ガタイのいいジーナの闘いは、納得できる。
ストーリーの詰めは甘い。
伏線のようなものは無く、必然性も無い。
話の辻褄が合わないように感じるのは、私だけか。