吉永小百合主演、日本の映画である。
終戦から20年。
平和な日本のクラブで、青年が沖縄の歌をリクエストした。
青年は、かつてその歌を愛した沖縄師範学校の女生徒たちに思いを馳せる。
昭和18年、沖縄。
沖縄師範学校女子部で、運動会が開催された。
生徒の家族には招待券が配られている。
男子部の生徒数名が、与那嶺和子の弟・武にくっついて、まんまと忍び込む。
しかし、すぐに見付かって、女学生に締め上げられた。
和子と西里の出会いだ。
戦況は悪化し、サイパンが陥落した。
沖縄の小学生は、本土へ疎開することになった。
和子の母・ハツは、小学校の教師だ。
子供達を連れて、対馬丸で出港した。
父が既に他界しており、和子は武と2人きりになってしまった。
沖縄に、米軍機が来襲した。
空爆により、和子の家も破壊された。
西里たち男子学生が、瓦礫の後片付けを手伝った。
いよいよ卒業式という時、軍の命令により、女学生は看護婦として働くことになった。
病院には、連日、多数の負傷者が運び込まれた。
米軍による空爆が激しさを増していく。
友人が犠牲になる。
戦況悪果で、病院が移転することになった。
空爆が続く中、徒歩での移動が始まった。
無邪気にはしゃいでいる女生徒が、突然の機銃掃射で命を落とす。
衝撃的なシーンが続く。
CGではなく、本物の爆薬を使って撮影しているので、スタントマンだけでなく、出演者も命懸けだっただろう。
また、民間人を平気で銃撃できるアングロサクソンの性質を、そのまま表現している。