日本のアニメーション映画である。
夏休みの登校日、典道は途中で同級生のなずなが海を見ているのを見掛けた。
なずなは、綺麗なガラス玉を拾った。
学校でなずなは、夏休み中に転校することを書いた手紙を、担任に手渡した。
典道と祐介は、プール掃除の日だ。
掃除する者の特権として、泳ぐことが出来る。
2人がプールに行くと、なずなが水着姿で、プールサイドに寝転んでいた。
掃除が終わり、典道と祐介は、50メートルの勝負をする。
そこに、なずなが加わった。
なずなは、勝った祐介を花火大会に誘った。
教室に戻ると、友達が「花火は丸いのか、平べったいのか」 で揉めていた。
そして、横から花火を見るために、みんなで灯台に行くことになった。
それで祐介は、なずなとの約束をすっぽかした。
なずなは、たまたま出会った典道に「かけおち、しよ」 と声を掛けた。
その時、突然なずなの母が駆け込んできて、無理やりなずなを連れ帰った。
典道は、なずなが落としていったガラス玉を、悔しさを込めて投げた。
すると、時間を遡り、プールでの勝負の場にいた。
今度は典道が勝って、なずなは典道を誘った。
2人は駆け落ちするため、駅で電車を待っていた。
電車が来たとき、なずなの母が再婚相手を連れて駆け込んできた。
そして、無理やりなずなを連れ去った。
典道は再びガラス玉を投げ、タイムループする。
今度は、母を振り切って電車に乗り込んだ。
こんな具合に、典道は何度もタイムループを繰り返す。
しかし彼は、ループした世界が不自然だと気付いた。
退屈な作品だ。
物語は淡々と進行し、その上、吹き替えが単調である。
台詞も、軽い。
最後まで観るのが、苦痛だった。