アリゾナ。
ボブ、ピート、キッドの三人組は、テキサスからやって来たお尋ね者だ。
保安官のスゥイートは、雑談の中で、彼らの素性を知る。
三人は、銀行を襲って、金を手に入れた。
スゥイート達は、直ちに追跡を開始する。
彼らには水が必要だと見たスゥイートは、水飲み場に部下を張り込ませた。
その様子を遠くから見たボブは、道を変え、テラピンへ向かう。
森の中で、ほとぼりを冷まそうという考えだ。
しかし、そこまでは過酷な砂漠の旅が続く。
三人は、何とか水場にたどり着いた。
そこには、幌馬車が一台、馬もなく置き去りになっていた。
中には、臨月の女性が一人居た。
事情を聴いている間に、女性は産気づいた。
そして、男の子を産む。
三人は、女性の頼みを聞き入れ、名付親になり、育てることを約束した。
女性は、子供にキスをして息絶えた。
三人は、女性の故郷ニュー・エルサレムを目指す。
スゥイート保安官は、なかなか現われない彼らは、テラピンの方へ行ったと考え、部下を連れて急行する。
そこで息絶えた女性を見付けるが、その女性は、保安官の姪だった。
三人組に殺されたと考えた保安官は、復讐に燃えて追跡を再開した。
人助けをして命を狙われる三人にとって、理不尽な展開だ。
しかし、銀行強盗を繰り返すお尋ね者だから、仕方がないか。